女子の医学部受験、今がチャンス!知っておくべきメリットとデメリット

進学先

 

「医師」という夢に向かって医学部進学を目指す女子受験生の方で、進学先の選び方や受験の不安で悩んでいるということはないですか?

「女子が医学部を受験するメリットとデメリットは?」「女子大と共学、どっちが自分に合っているの?」そんな疑問を持つあなたのために、ここでは女子の医学部受験に関する情報をご紹介したいと思います。

医学部受験は決して簡単な道のりではありませんが、しっかりと情報を集め、自分に合った進路を選ぶことで、未来はきっと開けます。


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1. 日本国内にある女子医大

日本国内にある女子医大は次のとおりです。

東京女子医科大学

日本で最も有名な女子医大で、1900年に創立された「東京女医学校」を前身としています。女性医師の育成に力を入れており、国内外で活躍する多くの女性医師を輩出しています。

公式サイト:https://www.twmu.ac.jp/

昭和女子大学附属医療系(医療健康学部など)

医師養成の医学部はありませんが、医療系の専門職(看護学、健康科学など)の育成に特化しています。

お茶の水女子大学や日本女子大学なども医療系の学部(看護学など)を持っていますが、医学部(医師養成課程)は設置していません。

現在、日本で「女子医大」として医学部(医師養成課程)を持つのは東京女子医科大学が唯一ですが、共学化が進んでいる中で、多くの女子学生が共学の医学部でも学んでいます。

2. 女子の医学部受験の現状と傾向

女子の医学部受験は近年増加傾向にあります。以前は医学部進学者の3割程度だった女子学生の割合が、最近では4割を超えるまでになりました。この変化は、医療現場における女性医師のニーズの高まりや、社会的な性別役割の変化を反映しています。

最近のデータによると、2024年度の国公立大学医学部全体では、男子学生が63.7%(3,496名)、女子学生が36.3%(1,993名)となっています。一方、私立大学医学部全体では、男子学生が55.1%(2,067名)、女子学生が44.9%(1,687名)と、国公立大学に比べて女子学生の割合が高くなっています。

大学別に見ると、女子学生の割合が50%を超える大学も存在します。例えば、2024年度のデータでは弘前大学で53.6%、島根大学で50.0%と、女子学生の割合が高い傾向があります。

女子の医学部受験者が増加している背景には、医師という職業の安定性や社会的地位の高さ、そして女性特有の視点を活かせる医療分野の拡大があります。

特に産婦人科などの分野では、悩みを相談しやすい環境を求める患者さんが多く、女性患者から女性医師への需要が高まっているようです。また、女性は共感力やコミュニケーション能力に優れているとされ、患者さんとの信頼関係を築きやすい傾向があるとされているので、その点は強みですよね。

とはいえ、女子の医学部受験には依然として課題も存在します。2018年に明らかになった医学部入試における性別による不正な取り扱いの問題は、女子受験生に不利益をもたらしていました。この問題の発覚以降、各大学で入試制度の見直しが行われ、女子学生の割合が増加しつつあります。

3. 女子が医学部受験を目指すメリット

女子が医学部受験を目指すメリットは多岐にわたります。まず、医師という職業は性別に関係なく高い給与を得られる点が挙げられます。安定した収入は、女性の経済的自立を支える重要な要素となります。

また、医師という職業の社会的地位の高さも大きなメリットです。女性医師の増加は、医療界全体のダイバーシティを促進し、より多様な視点からの医療サービスの提供につながります。

さらに、女性医師に対する需要の高さも女子の医学部受験を後押ししています。特に産婦人科や小児科などの分野では、女性患者や保護者から女性医師を希望する声が多く、キャリアの選択肢が広がっています。

医学部受験における女子の成績優秀さも注目されています。受験の成績順では、男子よりも女子の方が上位を占める傾向があり、これは文系理系を問わず、医学部のデータでも明らかになっているようです。

4. 女子の医学部受験におけるデメリットと課題

女子の医学部受験には、いくつかのデメリットや課題も存在します。一つは、将来的なキャリアパスへの懸念です。結婚や出産が医師としてのキャリアに影響を与える可能性があり、これが医学部の女子受験生に不利な影響を及ぼしている現実があります。

また、医学部の長期にわたる教育期間と、その後の研修期間が、女性のライフプランニングに影響を与える可能性があります。特に、出産適齢期と重なる時期に忙しい研修医生活を送ることになるので、キャリアと家庭の両立に課題を感じる女性も少なくありません。

さらに、医療現場における長時間労働や夜勤の問題も、女性医師にとって大きな課題となっています。ワークライフバランスの確保が難しい環境は、女子学生の医学部受験を躊躇させる要因の一つとなっています。

5. 女子の医学部受験で共学vs女子大のメリットとデメリット

女子の医学部受験で、共学の医学部と女子大の医学部のどちらを選ぶかは重要な決断ですよね。

共学の医学部では、多様な環境で学ぶことができ、将来の医療現場により近い状況で教育を受けられるメリットがあります。一方で、依然として男性中心の環境が残っているデメリットの可能性もあります。

女子大の医学部では、女性特有の視点を重視した教育を受けられる可能性が高く、女性のリーダーシップを育成する環境が整っていることが多いです。しかし、実際の医療現場との乖離を懸念する声もあります。

両者のメリットとデメリットを十分に理解し、自分の目標や価値観に合った選択をすることが重要ですね。

6. 女子の医学部受験成功のためのアドバイス

女子の医学部受験成功のためには、まず自分の目標を明確にすることが大切ですね。なぜ医師になりたいのか、どのような医療に携わりたいのかを深く考えましょう。

次に、徹底的な学習計画を立てることが重要です。医学部受験は難関ですが、計画的な学習を行うことで合格の可能性を高めることができますよ。

また、医療現場でのボランティアや、女性医師との交流など、実際の医療に触れる機会を持つことも有効です。これにより、医師という職業への理解を深め、モチベーションを維持することができます。

さらに、地域枠の活用も検討しましょう。地域枠は一般入試に比べて倍率が下がる傾向があり、学費面でもメリットがありますよ。

ただ、卒業後の義務年限などについては十分に調査し、自分のキャリアプランと照らし合わせて検討することが重要です。

7. まとめ

女子の医学部受験は、近年増加傾向にあり、医療界全体にポジティブな変化をもたらしています。高い給与や社会的地位、女性医師への需要の高まりなど、多くのメリットがある一方で、キャリアと家庭の両立や長時間労働などの課題も存在します。

共学か女子大かの選択は、個人の価値観や目標に基づいて慎重に行う必要があります。どちらを選んでも、明確な目標設定、計画的な学習、実際の医療現場との接点を持つことが受験成功の鍵となります。

女子の医学部受験は確かに挑戦的ですが、それだけやりがいのある選択肢でもあります。自分の強みを活かし、将来のビジョンを持って挑戦することで、医療界に新たな風を吹き込む存在になれると思います。


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